トップページ> 別館>昭和なスーパーめぐり>トポス北千住店
トポス北千住店
東京都足立区、北千住にあるダイエー系のスーパーです。「トポス」はもともとダイエーのディスカウントストア。
80年代〜90年代のダイエー絶頂期にダイエー店舗から業種転換して店舗数を増やしてきました。
売り上げも好調で全国に店舗を展開、全盛期ではダイエー時代と比べて数倍以上の売上げを誇る店舗も多かったそうです。
しかしダイエーのロゴマークが変更になった2005年頃から合理化の一環として順次「ダイエー」に戻されていきました。
…しかし何故か2011年現在でもここ北千住店はトポスのまま。なにか狙いがあってわざと残しているのか?真相は不明です。
店自体の経緯も複雑で、もともと「丸信」という山口県のスーパーとダイエーが提携し東京丸信として開店したのがスタート。
その後ダイエーに営業権を譲渡しダイエー北千住店となります。さらにダイエーから業種転換してトポスに。その名残か建物の名前は「丸信ビル」。
かつてトポスは全国展開していたのでこのロゴに見覚えがある人も多いかも。現在内装、品揃えや値段などは通常のダイエーと同等になっています。
北千住にはイトーヨーカドーの1号店もありこの2店舗は常にライバル関係にありました。
最近になってヨーカドーのほうもディスカウントの「ザ・プライス」に業態転換し未だに集客争いは続いています。
裏側から。多分丸信時代からそのままの建物。八王子店同様最近になって立て替えの噂も…
分かりにくいですが売り場は地上4階、地下1階です。
エスカレーターは三菱製のパネルタイプ。なかなかレトロです。古い店舗定番の上りのみ設置。
そしてここの一番の見所(?)エレベーター。ご覧の通り扉が凄まじく狭いです。この狭さは初めてみました。
内部はダイエーでは珍しく(失礼?)更新済みでした。エスカレーターと同様に三菱製で定員6名、重量400kg。
更新前の面影が残るご使用法プレート。更新前に見に来たかったです。
内部はこんな感じで少し左側が出っ張っています。にしても狭いですね。かご内全体の雰囲気は60年代な感じ。更新済み操作パネルが浮いてます。
近くまで行く機会があったのでもう一度行ってきました。ここから追加写真。
エレベーターの中はこんな感じです。狭いです。
足下の「MITSUBISHI」ロゴはそのまま残っていました。
天井の換気扇もそのまま。
おまけ 夜のトポス北千住店。ライトアップされてるのを期待して行ったんですが節電のためなのか光ってませんでした…
入り口前の様子。2重扉みたいになってます。
全国でここだけになったトポス。果たしていつまで残るのでしょうか…
貴重なトポスの生き残りで丸信との関わりもあったという変わった経歴の店舗。
ですがダイエーは今までの店舗(総合スーパー/GMS)を順次大型食品スーパー(SSM)などに建て替えていく事を発表。
実際に藤沢店(神奈川)を建て替えたり下北沢(東京)のグルメシティ(元忠実屋)跡地に都市型スーパーを開店するなどしています。
この店舗も先は長くないかもしれません。気になる方はお早めの訪問を。
==店舗データ==
建物正式名 | 丸信ビル |
店舗番号 | 0118 |
所在地 | 東京都足立区千住1-30-3 |
開店日 |
1977年6月20日(ダイエーとしての開店日?丸信としては60年代のようです) |
階数 | 地上4階、地下1階 |
店舗面積 | 4137平方メートル |
エレベーター | 三菱 |
営業時間 |
B1/1F:10時〜23時 2〜4F、1F薬局:10〜21時 |
アクセス | バス: JR「北千住駅」下車、西口より徒歩5分 |
==フロアガイド==
4F | 住まいと文具のフロア |
ペット用品・キッチン用品・洗濯用品・DIY・園芸・文具 | |
3F | 住まいと暮らしのフロア |
家庭用電化製品(パソコン除く)・インテリア用品・催事場 | |
2F | ファッションのフロア |
婦人・紳士衣料・肌着・カバン・靴・化粧品(カウンセリング化粧品除く)・自転車
|
|
1F | 食品・日用消耗品のフロア |
一般食品・日用消耗品・医薬品・花・サービスカウンター | |
OMC ATM | |
宝くじチャンスセンター | |
B1F | 食品のフロア |
生鮮食料品、一般食料品 |
レシート。
店名が「トポス北千住店」になっていますがロゴはダイエーでレシート自体も普通のダイエーの物と同じです。
2011/10/13作成開始
2011/12/3追記
2012/10/27修正