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ダイエー向ヶ丘店
神奈川県川崎市からダイエー向ヶ丘店。元々「サンコー」というスーパーでした。「サンコー向ヶ丘ショッピングワールド」として開業。
サンコーは神奈川県のローカルチェーン。しかし経営が悪化しダイエーと業務提携、後に同じグループだったマルエツと合併します。
最終的にサンコーだった店舗は順次マルエツになっていきました。
そんなサンコーがダイエーグループだった1971年、サンコーの店舗に増床して「ダイエー向ヶ丘ショッパーズプラザ」となりました。
この店舗は現在全面改装されて綺麗になっています。写真とは一部違う所があるかもしれません。
でかい店舗です。3階建てで屋上駐車場を装備。横に長い建物。
最寄り駅は小田急線の向ヶ丘遊園駅。向ヶ丘遊園はとっくに閉園していますが名前はそのまま。急行もまだ止まります。
最近になって「藤子・F・不二雄ミュージアム」が出来たので少しは人が戻ってきたでしょうか。
しかしダイエーは人が多く賑わってました。そのせいか何回も手が入れられているようです。最近はコメダ珈琲店ができました。
横は白いです。手前のスロープは屋上駐車場への道。広告塔が横長で珍しいですね。
同じ敷地内に別館の専門店街があったりします。さすがショッパーズプラザ。
エスカレーターは…堂々とした佇まいの丸ボディ。カッコいいです。
ちなみになぜか上りと下りが離れています。
三菱。ランディングプレートも年季入ってます。スーパーというより古いデパートにありそうな感じ。
ステッカーも古そうですね。擬人化されたエスカレーター君。
子供が雨仕様の意味はなんなのでしょう。
別バージョン。お母さん(?)が「昭和のデパートに行くお母さん」の服装ですね…サザエさんとかのノリです。
子供は上層階のレストランでお子様ランチでも食べて屋上遊園地で遊んだ帰りでしょうか。
いや、そんなに深い意味は無いと思うんですが…
屋上は遊園地ではなくただの駐車場です。
巨大な横長屋上広告塔。
ダイエーロゴが貼り替えられてます。
スピーカーも古そう。
そしてエレベーター。
このパネルは三菱製の古いやつです。
地下フロアが「MB」になっています。「M」は「Middle」の略のようで「中地下」という事みたいです。
「中2階」が「M2」とかになってるのもたまに見ますね。
どうも1階が少し地上より高い位置にありそのため地下も少し高くなっているようです。変わった造り。
何故か屋上だけ矢印の形が違いました。
色も普通は上りが緑、下りが赤のはずなのですが何故か黒。
そして内部。かなり古いエレペット!60年代からそのまま残ってるみたいですね。
エレペットのエンブレム。下の三菱ロゴが無くなってるのが惜しいです。
そういえば地震時管制運転装置がついてません。
最近では古いエレベーターにも大抵付いているので義務化されたのかと思ってましたがそうでもないようです。
白いボタンがいい感じの操作パネル。
細部を撮ってみました。上下の矢印も小さめで丸いです。
右上のエンブレムも「MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION」ではなくカタカナで「エレペット」の珍しいタイプ。
ランプ点灯中。
一番下には「下」「通過」「上」のボタンがありました。まだ手動運転が行われていた時代の名残です。
上下ボタンはそのままエレベーターの進行する向きを変えられます。
2階にいる状態で3階の人がボタンを押して待っていても中で1階を押して「下」を押せば3階の人を無視して1階に降りる事が出来ます。
「通過」はその名の通り外の人を全てスルーして目的階まで直行出来ます。
今勝手に使ったら嫌がらせだな…
と思いましたがこれを有効にするには鍵のかかっている一番下のふたを開けて手動運転モードにしないといけません。
ご使用法。ちなみに古いのでよく揺れます。故障ではないのでご安心を。
もう40年経った店舗ですが人の入りもそこそこあるし最近対震工事もしていたみたいなのでしばらくは大丈夫でしょうか。
エレベーターがいつ更新されるのかにも注目です。
追記:大規模な改装がされエレベーターも更新されました。ってことはダイエー向ヶ丘店、まだまだ頑張るようです。
==店舗データ==
店舗正式名 |
向ヶ丘ショッパーズプラザ |
店舗番号 | 0230 |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区登戸2789 |
開店日 | 1971年9月10日(サンコーからダイエーに転換) |
階数 | 地下1階/地上3階/屋上(駐車場) |
店舗面積 | 12921平方メートル |
エレベーター/エスカレーター | 三菱 |
営業時間 |
B1〜1F:9時〜23時 2〜3F:10〜21時 |
アクセス |
電車:小田急線向ヶ丘遊園駅下車、徒歩3分 |
2012/1/28作成開始
2012/10/27修正