トップページ＞ 別館＞マルエツ長津田店

マルエツ長津田店

マルエツ1店舗目は神奈川県横浜市から長津田店。ダイエー向ヶ丘店に続いて旧サンコーの店舗です。

1970年開業。どうも駅前再開発で移転、現在の店舗は2013年2月いっぱいで閉店とのこと。

元々ダイエーグループだった名残かマルエツも各店舗に番号（9000番台）が割り振られています。ここは9131。

最寄り駅は東急田園都市線とJR横浜線の乗換駅にもなっている長津田駅。

5分ほど歩いてマルエツへ。3階建てで横に長い店舗でした。

マルエツって小さめの食品スーパーのイメージがあるんですがここは結構大きいです。

サンコーが新業態「ビッグストア」としてオープンさせたらしい長津田店。

もちろん屋上は遊園地、さらに観覧車まであったとか。

サンコー時代は入口の前には向ヶ丘店と同じく噴水があったようです。

うまくいってればここもダイエーに転換してたかも。

でもダイエーのその後を見る感じマルエツでよかったのかもしれません。

特徴的な入口のアーチ。

床のタイルは元忠実屋店舗でよく見る並べ方で模様が変わるやつでした。

こんな並べ方もあるんですね。

花屋さんがありました。

そういえばここはマルエツの店舗でよく見かける緑の三角屋根がありません。

昔はここも店舗入口だった？

裏側。なんか配送センターっぽい雰囲気。

隣にコナミスポーツクラブが併設されています。（右奥の建物、詳細は後述）

細長い屋上広告塔。サンコーの名残でしょうか？

ちなみにこの手前側まで再開発マンション（？）が迫ってきています。

広告塔。昔はどのあたりに観覧車があったんでしょう。

側面。ちょっとお疲れ気味？

コナミスポーツクラブ。妙に70年代チックな建物だと思ったら…

実はここ、昔はボウリング場でした。

「長津田KBボウル」という名前でBurnswickの32レーン。

ボウリング場は比較的早い時期（マルエツになる前？）に閉鎖されていたようです。

その後はスポーツクラブになり現在に至っています。

スポーツクラブとマルエツは連絡通路で繋がれています。

この連絡通路は立体駐車場（2階建てですが）との連絡橋の役割も担っています。

渡り廊下。中ではなく外に出ているタイプです。

マルエツ2Fへの入口。

丸い取っ手。

こっちは3階。上に何も無いので明るいです。

3階の様子。がらんとしていますが奥にゲームコーナー、美容院、レストランが見えます。

かつてはCDショップの新星堂なんかも入っていたとか。

1階の専門店街も素敵な雰囲気。あの頃のスーパーっぽい感じが残ってます。

エスカレーターは堂々たる丸ボディ！

懐かしい筆記体ロゴが輝く東芝製でした。

1号機（昭和40年製）の流れを継いだ直系のモデル。

エスカレーターがある部分の天井には天窓がついていました。

陽の光を浴びる丸ボディ。

この年代で上下、しかも丸ボディってサンコーかなり頑張ったんじゃないでしょうか。

ダイエーですら上りだけのエスカレーターが多かった時代、まだまだエスカレーターがあるだけで珍しかった時代です。

何故か3階フロアの端からエスカレーターの注意喚起アナウンスが聴こえてきました。

行ってみるとこんなところにもエスカレーターが。

何故か取り残されたようにぽつんとあった丸ボディ。

しかも2階→3階へ向けて1つだけ。昔はここに何かあったんでしょうか？

アナウンスは流れていますが停止中でした。

使われなくなってからしばらく経つのかプレートの色がくすんでいました。

点検用のふたが伸びる上のプレート。

上の部分だけガラスが白いのはここに蛍光灯が入っていて光る「部分照明型」の証。

操作パネル。前から気になってるのですが「BUZZER」ってなんなんでしょう？

これより新しいモデルでは鍵になって簡単に押せないようになってます。

参考：銀天街getにあった東芝エスカレーターのスイッチ。右に「OFF-BZ」の鍵があるのが見えます。

下にあったのはこんな感じ。東宝ツインタワービルのと同じですね。

巻き込み防止なのか下についている黄色い部品が目立ってました。

全盛期には噴水広場に観覧車、ボウリング場まであって一大施設だったんでしょう。

単なるスーパーではなく「楽しさ」があったあの頃を思わせる店舗でした。

気になる人は閉店前に是非どうぞ。とっても昭和を感じられます。

「サンコー」は一時期かなりの勢力だったようで神奈川と東京の一部地区には旧サンコーの店舗がマルエツとなって結構現存しています。

けっこう古い店舗も多く元「忠実屋」のダイエーとともに目が離せない存在かもしれません。

＝＝店舗データ＝＝

2012/1/29作成開始

2012/1/3写真追加・大幅修正

戻る