長崎屋帯広店
時は1990年、長かった昭和に終わりを告げ平成へ。そして日本全体がバブルに沸き立ち、近未来の21世紀への希望を持っていた時代。
小売業界も例に漏れずバブルに踊っていました。巨大ショッピングセンターの「マイカルタウン」をオープンさせたニチイ、大量の店舗を開店させたダイエー…
長崎屋も例外ではありません。約20000平方メートルの店舗面積に屋内遊園地の「ファンタジードーム」も備わった巨大店舗を帯広にオープンさせます。
それが今回紹介する長崎屋帯広店。北海道のJR根室本線帯広駅前にある店舗です。
駅の南口を降りて歩いていると…見えてきました。赤い広告塔が目立ちますね。
正式名称は"長崎屋帯広駅南ショッピングセンター"。駅前再開発の一環で建てたらしいです。
全景は横長でお届けします。地上4階建て、屋上駐車場を備えた横にも長い建物。
ドンキホーテにならず昔ながらの長崎屋を今でも守り抜いています。
立派に吹き抜けた駅前入口。バブリーです。
これは駅前入口のアップ…だと思ったらどうも違う入口みたいですね。ここの店舗は建物の形がとても複雑です。入口もいろんな所にあります。
INFOMATION。クリックで拡大(画像が大きいので注意)。
1階の一部と屋上が駐車場になっています。
小樽店と同じサンバード長崎屋ごみ箱。大型店ならではの装備。
駐輪禁止。最近になってパソコンで作ったやつみたいですがちゃんとサンバードしてます。
これは…左側面ですね。やっぱり複雑な形です。
そのままズバリ「帯広長崎屋内」の郵便局。
裏側の入口。色々凝った意匠がなされています。これもバブルのなせる技か。
サンバード君がいました。
2階に上がる階段があったので行ってみました。
なんか床のタイルが荒れてます。バブル期に出来たリゾート地の廃墟みたい…妙に廃墟探索みたいでわくわくします(謎
雲の間から雨上がりの青空がのぞくある日の昼下がり。ここは静まり返っていました。
後ろ姿。何故かこっちの面だけ広告塔が白いです。
変わった円形の窓が見えました。
おまけ。開店が90年と新しい店舗のせいかいつものエスカレーターの注意看板が微妙に違っていました。
ロゴが「Nagasakiya」の英語表記で階数表示がついてます。階数表示付けたら他の所で使えないから不便そう。
そして昔ながらの長崎屋のかごが残ってました。
==店舗データ==
店舗正式名 | 長崎屋帯広駅南ショッピングセンター |
所在地 | 北海道帯広市西4条南12丁目3番地 |
開店日 |
1990年11月22日 |
階数 | 地上4階/屋上(駐車場) |
店舗面積 | 20610平方メートル |
エスカレーター/エレベーター | 日立 |
営業時間 |
10時〜21時 |
アクセス | 電車:JR根室本線 帯広駅南口より徒歩1分 |
駐車場 | 1400台、無料 |
備考 | かつて屋内遊園地「ファンタジードーム」がありました。今でも遺構が残っているとか… |
さすが車社会の北海道らしく駅前店舗ながら駐車場が大量に確保されています。しかも無料。
2012/8/13作成開始
2012/12/30修正