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NEC CD-720(198x?)修理編
久し振りに単品CDプレーヤを入手しました。NECのCD-720という機種で当時の定価73290円の中級機のようです。
82年にCDプレーヤを出してから本格的にオーディオに参入したNEC。アンプのA-10が有名ですがCDプレーヤも結構評価が高く人気のようです。
いきなり分解画像です。今回の個体はヤフオクで1000円即決で入手したもの。リモコンと取説付きでした。
たまに音飛びしますという事でしたがこの機種で壊れやすい操作パネルの開閉不良と電源ランプの球切れがありました。
基板はシンプルな1枚ですがやたら配線が飛び交っています。電源も結構大きめなのを積んでます。
まずは開閉式操作パネルが壊れていたので修理してみます。
フロントパネルを外すと中からばねが出てきました。これが外れていたようです。これを戻せば…
しかしそう簡単にはいきません。右側の爪が片方折れています…(緑矢印のところ)
なんとか接着剤で修復。とりあえず開閉するようになりました。
パネルを外したついでに表示部の清掃をしておきます。
次にこの機種(A-10などもですが)の弱点でもある電源ボタンのランプが切れているのを直します。
外してみると電球でした。これに緑色のカバーをして緑に点灯させていたようです。
電源は直流9.5Vくらいが出ていました。間に抵抗をかませてLED化。
白LEDが余っていたのでそれに緑のカバーをかぶせてみます。
外装を付けるとこんな感じになりました。電球のときより青っぽくなってしまいましたがまぁこれはこれでいいでしょう。
説明通りたまに音飛びを起こすのでピックアップを拭いておきました。これで解消。
ちなみにピックアップはラジカセでもおなじみのKSS-150Aです。
KSS-210AとKSS-212Aとは互換性があり幅広い機種に使われているので入手が容易なので寿命を気にせず使えていいですね。
これで修理完了。音もよくリモコンもあるのでリビングにセットしておきました。