画像はクリックで拡大します。画像多用のため重い場合があります。

トップページ>SONY CFD-DW95

SONY CFD-DW95(1987)修理編

ソニーのCDラジカセ「ドデカホーン」初期の機種。最上位機種だったようです。背中に積んだウーファーで重低音を再生します。

高級機だけにフルロジックカセットデッキ・VHF/UHF音声多重チューナーなど機能も充実しています。

しかしカセットデッキの故障だけは避けられないようです。

数年前にネット上で画像を見て一目惚れしずっと探していました。今回思い切ってヤフオクで入手。

簡易包装で到着したDW95。期待が高まります。

プチプチを取ると…

出てきました。独特の角ばったデザインがかっこいいです。

動作確認。電源OKです。

ちなみに説明によるとカセットNG、CDOK、その他未チェックだそうです。

CD再生OK。

CD再生中は窓が電球で照らされます。かっこいい演出です。

テープはやっぱり動きませんでした。Bデッキに至っては完全に無反応。

ラジオはチューニングダイヤルが動きません。外部入力はOK。

早速分解しようと思ったら中からこんなものが。

懐かしいソニーのニュースーパー電池です。当時のソニー製品にはよく付いてきました。錆びてます。

製造年月は88年2月でした。やはり最初に付いてきた物のようです。

補償。昔の電池には付いてましたね…今はどうしたのでしょうか。

電源コードも88年製でした。DW95は87年発売なので比較的後期のロットのようです。

電池に対するコメントが長すぎですね…気を取り直して分解に入ります。

まず前面のカセット蓋を外します。各デッキ両脇の爪を中に押しながら手前に引きます。

蓋が外れました。

次に両デッキの中心にあるねじを外します。

裏面に取りかかります。

外すねじにはいつもの矢印があるので楽です。

すべて外したらお約束の前後分割。スピーカのコネクタを外しておきます。

CD部は後ろのねじ2本を外して下の基板についたコネクタを外しながら手前に引っ張ると外れます。

基板はねじを外せば簡単に取れます。

ピックアップの型番はKSS-210Bです。レーザー出力調整用の半固定抵抗も見えます。

表から。この個体のピックアップはまだ健康なようです。


カセットデッキ部を外します。各デッキの上に2本ずつねじがあります。

外れました。

裏面。コネクタがすごいです。どこに付いていたか分かるようになるべく写真を撮ったほうが良さそうです。

ねじを取って基板を持ち上げました。切れたベルトが見えます。

 

切れてます。ソナホークは伸びていることが多いのですがこれは劣化して硬くなっていました。

ベルトを交換しました…が動きません。ヘッドが上に上がらないようです。

調べてみると真中のばねが付いている部品が固着していました。

とりあえず動くようになりました。

洗浄のためばらしていきます。モータードライブのボリュームを外します。

ここの穴の中のねじを外します。上は爪で止まっているだけなので簡単に外れます。

ここのコネクタを外すと完全に取る事ができます。

イコライザなどのつまみが乗った基板は手前に引くだけで簡単に外れます。

 

ピンボケがひどいですが…メイン基板です。やはりコネクタがたくさん付いてますのでメモを取りながら外します。

後は矢印の書かれたねじを外すだけ。

チューナ。動かないのは糸が外れているためでした。

付けなおそうと試みましたが掛け方が分からない…もう1台同じ機種を入手して参考にしながらやるしか無さそうなので今回は見送り。

チューナとメイン基板が外れたらねじを外して取っ手などが付いた大きな板を1枚外すとウーファと電源部が見えてきます。

(この写真では入出力とマイク端子は外してあります。)

ウーファ表面。エッジにも余裕があり結構な実力がありそうです。

しかし何故か韓国製…初期ロットは日本製だったりするのでしょうか。

前面に付いたスピーカを外します。(写真撮り忘れたので上の写真の使い回しですが…)

外れたスピーカ。ツイータ(のようなもの)も付いた(一応)2ウェイです。

型番。こちらはちゃんと日本製です。

ツイータ(のようなもの)。ただの板のようですが…一応鳴っているようです。

全バラ完了しました…あとはお風呂で洗浄。

組み立てて試聴。古い割になかなかの音質です。

→紹介編へ続く

戻る

 

2009/1/28作成開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system