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SONY D-800K(1989)
SONYの古いDiscmanです。
まだカーオーディオにCDが普及していなかった頃各メーカーは車載用に特化したポータブルCDを出していました。
SONYでは「CAR Discman」の愛称で振動対策やイルミネーションなどをつけ他のDiscmanと差別化していたようです。
D-800Kは2代目のCAR Discman(初代は87年発売のD-601Kらしい)でポータブルCDプレーヤーとしてもだいぶ初期のモデルです。
だいぶでかいです。現在動作はOKなのですがなぜかキーイルミネーションが点灯しない状況。
せっかくのイルミネーションなのに残念です。本来は上の蓋の中にもランプがあり光るなど結構派手なようです。
まだ音飛び防止メモリー(ESP)が出来る前の機種なのでハード面での音飛び防止機能が強化されていて(デュアルダンパー搭載)ガッチリしています。
操作ボタン。中にLEDが仕込まれていて光ります。バスブースト(DBB)などの音質切り替えはありません。
右下のスライドスイッチはRESUMEとHOLDのON/OFF。「PLAY」と「KEY」については後述。
ディスプレイ。バックライトがまぶしいですが電球だったりします。
元気に再生していますがなぜかACアダプターで動かしても「BATT」表示が出てしまいます。再生には全く問題ないのですが…
「KEY」スイッチを押すとこのようにAMS→SEARCHと切り替えができます。
AMSでは曲送り、SEARCHでは早送り/巻き戻しが出来ます。液晶表示はそれぞれ曲番号、時間を表示。
「PLAY」キーを押すと1(1曲リピート)、ALL(全曲リピート)、シャッフルに再生モードを切り替えられます。
左側面にはふたのロックとREMOTEジャック。
この個体はOPENボタンが破損していましたがこのLOCKをかけておけばふたが開かなくなるので普通に使えます。
HOLDは別にあるのでここでロックをかけても操作は出来ます。
右側面にはヘッドホン端子。
背面にはLINEOUTと外部電源。
外部電源は9Vでセンターマイナスなので注意。
ふた。大きめの窓がいい感じです。
デュアルダンパーはこの機種で初採用され後継モデルのD-802Kに搭載された後はESPが出来てしまいそれ以降の機種には搭載されなくなったので貴重かも。
D-802Kは同一筐体でバスブーストと明るさセンサーが付きPLAYキーが廃止され普通に曲番号と時間が同時に表示されるようになったモデルです。
オープン状態。
電池ボックスは内部にあります。単3x4本です。
裏側。金属製で丈夫そうです。315円。古いDiscmanはオークションではやたら高くなるのでラッキーでした。
銘板。そういえばこの機種型番表記があるのはここだけです。
おまけの内部画像。制振用のゴムがやたら付いてます。
ピックアップはKSS-220A。
操作パネルは別基板になっていました。LEDがやたら付いてます。
一応やばいコンデンサが無いかなどは確認しましたが特になかったようです。ただSL-S500のように普通に見えるコンデンサが故障原因のこともあるかも。
あとは電源回路周りでしょうか…
==仕様==
電源 | 単3x4/DC9V |
再生時間(電池) |
? |
DAC |
16bit DAC |
音質切替 |
- |
バックライト |
○(外部電源時) |
RESUME(途中から再生) | ◯ |
特殊再生 |
リピート(1曲/全曲)、シャッフル |
出力 |
ヘッドホン/ライン |
音飛び防止 |
- |
発売年 | 1989 |
定価 | ¥? |
備考 | デュアルダンパー搭載、カーディスクマン |
2011/1/7作成