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AKAI GXC-710D(1977?)

AKAIの古いデッキ。当時の上位機種にはコンポタイプ初のリバース機GXC-730D(\99800)などがありました。710Dは廉価機種のようです。

正面。レトロなデザインです。

テープ部。挿入部の蓋は一度全体が前に出てから上が開閉する変わった構造です。そのため閉まっている状態はフラットです。ヘッドはまだSUPER GXではない普通のGXヘッド。

「A.D.Rシステム」はアカイ独自の「入力信号の周波数帯域とレベルに応じて録音イコライザーを自動的に可変し、高域の減磁作用による歪を防止した録音が可能」な回路だそうです

操作部。この頃はすでにレバーではないスイッチ式の物も出始めていたと思います。

メタルテープは登場前なので当然非対応。Fe-Crには対応。

レベルメータと全面端子。OUTPUTはライン出力のみに効きます。ヘッドホンはレベル固定。

VUメータの動きは鈍いです。ピークレベルインジゲータもあり。

背面。天板は木製です。

定格は電源コードの下に。50/60Wを変える際には内部のプーリを取り換える必要があります。

入出力端子。中央のREC/PLAY端子はDIN5ピンコネクタです。これ1本で録音・再生ができるという物。古いアンプにもこの端子が付いていました。コードは楽器用のMIDI端子の物を流用可能でした。(MIDIケーブルには5ピンのうち一部端子がつながっていない物もあるので注意)

時代を感じる(?)各種表記。定番のドルビーとまた"STAAR"の表記が見えます。オートストップ機構関連のようです。

 

2009/2/2作成開始

 

 

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