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SANYO JJ-P4(1987)
今までポータブルCDばっかりでカセットには手を出していませんでしたが買ってしまいました。
1機種目からなかなかマイナーなモデルの登場です。
サンヨーはかつて「JJ」の愛称でポータブルカセットを出していました。
ソニーは言わずと知れたウォークマン、アイワがカセットボーイ、東芝がウォーキーなど当時は愛称をつけるのが流行ってたみたいです。
今回紹介するJJ-P4は原色のボディに銀のメッキパーツを多用した80年代中頃のファンシーな雰囲気から一転、黒くて薄いスタイリッシュな物が主流になっていく過渡期の機種。
こんなやつです。SANYOのロゴはもう新しいものになってます。かなりコンパクトな機種。
日本での情報は全くと言っていいほど無いモデルですが海外の古いオーディオファンが集まるサイトで話題になってたみたいでどうも「World's smallest WALKMAN(世界で一番小さい(カセット)ウォークマン)」に認定されたみたいです。
ここに集まっているファン達がいろいろな機種のサイズを測って比べてたようで有名なソニーの機種などを破ってこいつが1位になってます。やりますねサンヨー。
写真では単三電池用のボックスが付いてますがガム電池を使うときは外して本体のみで動きます。
再生などのボタンは時代を感じる押し込むタイプ。
ドルビーにメタルテープ再生、オートリバースもOKなフル装備。当時は結構高かったんじゃないでしょうか。
裏側。ボディは金属製です。こいつはハードオフで315円で確保してきたもの。ベルト切れ以外は特に問題無かったので交換したら復活しました。
銘板。まだ日本製ですね。まじめにつくられたいい機種です。
電池ボックスを外した図。取り付けた時本体底面にある外部電源のコネクタに刺さるようになっています。
バッテリーケースの外し方。
底面。黒っぽい銀にメッキされています。右が外部電源(1.5V)、左のふたの中にガム型バッテリーが入ります。
ガム型バッテリーは最近までMDやらCDやらのウォークマンに使われていたのと同じサイズなのでまだ入手は容易。
ふたを開けた内部。メカメカしくていいですね。コレがカセットの醍醐味(?)
この中にオートリバースの機構まで詰め込んでいるんだから凄いです。
どうもポータブルカセットというとソニーのウォークマンに目が行きがちですが隠れた名機だと思ってます。
==仕様==
音声 | ステレオ |
録音 | - |
テープ | ノーマル/CrO2/メタル |
ノイズリダクション |
ドルビーB |
オートリバース |
○ |
電池 | ガム電池x1/単3x1(外付け電池ボックス) |
外部電源 | DC1.5V |
備考 | JJシリーズ、小型モデル |
2011/12/16作成開始