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Victor KD-A8(1979)入手・清掃

ビクターの初代メタルテープ対応第一世代の最上級機。

「BESチューニング」という当時画期的だったオートチューニングシステム(バイアスやイコライザーなどの値をマイコンが自動でテープに最適な値に調整)を搭載。

ビクター初のオートチューニング機でした。

ノイズリダクションはドルビーBと互換性のあるANRSに加え高域の特性を改善したSuperANRSを搭載。

すっきりしたデザインもカッコよく前から気になっていた機種でしたが遂にヤフオクで入手。

ファッションスリッパ…ではないです。

今回の物はヤフオクで業者と思われる出品者から「動作が正常じゃない」ということで1100円で落札。

送料込みで2000円ちょっとでした。一回ハードオフで「動作OKですがガリあります」で1500円だったKD-A66を逃してしまいましたが+500円で最上級機なら満足ですね。

段ボールから出しました。これもGX-F71なみに奥行きがありますね。

プチプチから出しました。右側カセットドアにセンアロイヘッド、ANRSと個性的だった当時のビクター全開です。

通電はOK。カセットドアは独特のパンタグラフ式ですが経年でグリスが固くなり出てくるのがかなり遅くなっています。

走行系が汚れていたので軽く掃除してカセットを入れて再生してみます。

最初はヘッドがうまく上がりませんでしたがしばらく動かしていると正常に動くようになりました。

外観もほこりっぽいのでしばらく使われずに物置かどこかに放置されていたのでしょうか。

レベルメータの振れも正常です。

しかし内部がこんな感じなので掃除機で吸ったりして掃除します。

内部もだいぶ綺麗になりました。基板はSuperANRSやBESチューニングのためか2段になっていて結構詰まっています。

窮屈そうな後付け部品。半固定抵抗まで斜めに後付けされているようです。

後は外観をマジックリンで清掃して完成。黒い透過式のVUメータがカッコいいです。

 

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2010/3/2作成開始

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