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National NV-6000(1979)紹介編

10000アクセス記念更新第1弾。

歴史的な世界初の3倍モード搭載ビデオ。この機種から2時間テープに6時間記録が可能になり、VHSの普及に貢献しました。

当時の高級機で電子式スイッチを搭載、ノーマルトラックステレオ対応。

70年代のデッキらしく大型です。これより前の機種では木目調などの物がありましたがこれは当時の流行だったシルバーの角ばったデザインです。

電源など。録画時間の「3倍」が初代機らしく少し強調されています。

アンテナ切換は「ビデオ」にしていても電源を切ると連動して「テレビ」になります。

テープ部分。フロントローディングではありません。当時はテレビの上などに置いていました。

操作ボタンはこの機種の特徴でもある電子式スイッチ。一時停止は静止画像が出るわけではなく画面は真っ黒でテープの走行が止まるだけです。

MACLORDのロゴと型番表記。

「MAC」と「LORD」は離れているのでしょうか。「ホームビデオ」という表記にも時代を感じます。

カウンタと音声切り替え。「音声NR」はドルビーでもdbxでもない独自の物です。

「テレビ音声切り替え」はこの機種自体は音声多重チューナを積んでいないのでテープを再生するときか外付けチューナを繋げたときに使うのでしょうか。

上のふたを開けるとタイマー関連。「タイマー明るさ」は時計表示のFL管の明るさです。暗-明の2段階。

時計。「タイマー入」はタイマーをONにすると赤く光ります。

誇らしげな「Long-play Video/Audio 2 Channel」。この機種の特徴です。

再生と録画も動作時に文字が光ります。再生は緑で録画は赤く点灯。

チャンネル部分。古い機種によくある「自動微調整」は動作中点灯します。

懐かしい人も多い?ボタン式チャンネル操作部。

ダイヤル式の次は一時期このタイプが流行りました。12局までプリセット可能。

この機種はこのようにフロントパネルが開きます。

各種操作方法。昔の機種らしく丁寧に書かれています。

チャンネル番号はこんな感じで引き抜いて交換可能。

チャンネル設定部分。アナログ式でそれぞれ12個つまみが並んでいます。

上の解説図にもあった「調整用つまみ」。

このようにダイヤルに差し込んで使用します。

トラッキングと自動微調整スイッチ。

トラッキングの「オート」はオートトラッキングなのでしょうか?この頃からあった?

背面。やはり大きいです。

入力端子類。すでにRCA端子なので普通に接続可能です。しっかりステレオです。

「外部入力」ではなく「カメラ」になっているのにも注目。当時高価なビデオを2台も繋いでダビングなんかはしなかったのでしょう。

アンテナ端子。UHF/VHF独立。

昔は壁のアンテナもテレビもUHFは並行フィーダー線(平べったい線)、VHFは同軸なのが定番でした。

出力。「音声多重アダプタ」は外付けのアダプタを繋げることで音声多重受信が可能になります。

このデッキ発売当時はまだ音声多重放送は試験段階でまだ本放送は始まっていませんでした。

ノーマルトラックステレオなので音声出力もステレオ。

銘板。大食いの48W。

電源。

上のふたを開けるとこんなものが。

RFコンバータです。これで映像/音声信号をテレビの1/2チャンネルに変換して外部入力のないテレビでも見られるようになります。

昔はこんな部品だったんですね…ちゃんとNV-U712と型番も付いています。

コンバータ後ろの端子。

テープ取出し状態。

世界初の3倍モード搭載というVHSの歴史の中でも記念的な機種。

これからもコレクションとして残していきたいと思います。

主なスペック  
種類 VHS標準/3倍
音声タイプ ノーマル(ステレオ、NR付き)

レベルメータ・表示部

-・アナログカウンタ(頭だし(メモリー)機能付き)
入力端子 映像/音声x1、マイク端子(通常ジャック)           
出力端子 映像/音声x1
頭だし機能 -
編集機能  
ワンタッチタイマー -
サービスコンセント ◯(非連動)
消費電力 48W
バーコード予約 -
ヘッド
メカ
リモコン型番 ?(ワイヤード)
定価
その他特徴 世界初の3倍モード対応機

 

2009/9/1作成開始

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