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National NV-8800(1977)紹介編
10000アクセス記念更新第2弾。
松下初のVHS機。1号機から既に「マックロード」の愛称は使われていました。
当時松下は「VX方式」という独自規格のビデオを作っていてVHSへの参入は少し遅かったようです。そのためか他社の1号機がビクターの1号機(HR-3300)のOEMだったりしたのに対し独自設計でDDシリンダー採用。
全景。シルバーと黒のツートンカラー(?)です。
この個体、オークションで入手。メカはかなり元気でばっちりなのですがヘッドが死んでます…純正ヘッドはとっくに供給終了だと思われ、互換ヘッドも厳しそうです。
部品取りを買うしか方法が無さそう…なのでオブジェとして保留中。
電源は押し込み式です。
トラッキングと「露取り」スイッチ。露取りは入にすると内部でファンが回転します。
これはVX方式のVX-2000(密かに所有してたりします)にも付いていてこの頃の機種独自の装備のようです。
テープ部分。スイッチはメカ式の押し込むタイプ。しかし軽めで操作しやすいです。
マックロードロゴと型番。よく見ると「MAC LORD88」と愛称になっています。
下にはカラーであることを示す(?)3色の飾りが。
NV-6000で切れていたテープ検出用電球。完全に電球です。光ってます。
この個体ではまだ健在でした。
カウンタ。ばっちりアナログ。メモリー機能も搭載です。この辺はオープンリールやカセットデッキからの流れでしょうか。
特徴的なアンテナ切り替え。電源同様押しボタンです。ボタンを押すと…
このように左側の窓の中の表示が切り替わります。なかなか凝ってますね。
時計。変わった配置です。やや奥まった位置に斜めに付いています。
時計上の蓋の中。タイマー関連です。時計の周波数切り替えがあります。
右下に見える「タイマーセット」は入にすると赤く点灯。
懐かしいダイヤル式チャンネル。
上には窓が付いていて後ろから照らされています。
左がUHF、右がVHFでVHF側を写真のように「U」にするとUHFになります。
入力切り替えとマイクはフロントに。
横から。木目調です。当時はテレビも木目調でした。
背面。NV-6000と同じくらい。最近のデッキとは比べ物にならない大きさ。
ここにはNV-6000とは違い音声の入出力があります。
アンテナ端子。印刷が独特です。その後の機種には見られない感じ。
で、UHF端子の下にはこんな謎の端子。RCAジャックみたいですが…何に使うのでしょうか?
映像入出力。変な端子です。普通の端子に変換するコードがあるのでしょうか?
ただこれが使えなくてもRFコンバータが付いているのでテレビの1か2chで見ることができるので問題ないです。
銘板。消費電力は38W。大きい割には少なめ?
しかし露取りをONにすると75W…まあ露取りなんてめったに使いませんが。
電源。写真では何故かサービスコンセントになにか刺さっていますね…気にしないでください。
端にはRFコンバータが潜んでいます。
取っ手を引っ張ると外れます。型番はNV-U812。NV-6000のものはU712でした。古い物のようです。
右がU712、左が今回のU812です。少しU712の方が小さくなっています。
いつかヘッド入手が出来ることを願って保存中。
主なスペック | |
種類 | VHS標準 |
音声タイプ | ノーマル |
レベルメータ・表示部 |
-・アナログカウンタ(メモリー機能付き) |
入力端子 | 映像x1(特殊端子)、音声x1、マイク端子(通常ジャック) |
出力端子 | 映像x1(特殊端子)、音声x1 |
頭だし機能 | - |
編集機能 | |
ワンタッチタイマー | - |
サービスコンセント | ◯(非連動) |
消費電力 | 38W |
バーコード予約 | - |
ヘッド | ? |
メカ | ? |
リモコン型番 | - |
定価 | ? |
その他特徴 | 松下初のVHS機 |
2009/9/1作成開始