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HITACHI OVF-320BX(1985)紹介編
最近ファンヒーターの記事ばかりですが…今回は日立のファンヒーターです。
今までOVF-260を使っていたのですが年式が古い上に出力が小さくさすがに20畳の部屋ではきつかったので出力が大きめな物を探していたところこの機種を発見。
デザインがカッコよかったので買ってしまいました。
後で気づきましたがリコール対象だったようです…びっくりしましたがうちのは点検済みでした。よかった。
全景。年式の割に時代を感じないなかなか個性的なデザインだと思います。
後継機のOVF-320CXでは表示部分が普通の機種と同じような上配置になっています。
ちなみに前モデルのOVF-320AXはグッドデザイン賞受賞。(参考:白/木目)
後継機のOVF-320CXとさらにその後のOVF-320DX。どちらも定価74800円なので320BXもそのくらいはしたようです。
ちなみに320AXは71800円だった様子。どっちにしろ今から考えるとかなり高いですね…
温風吹き出し口は下です。出力は3200kcal/hのようです。
吹き出し口前に貼ってある注意書き。
表示部。デジタル表示があり現在温度の表示も出来ます。右側の6つのインジゲータはアイコンのような物が点灯します。
タイマー動作時。
給油ランプ点灯時。
左にあるのは放熱版です。強燃焼時に赤く光ります。輻射熱が出るので一応暖房効果もあるようですが見た目的にもいい雰囲気。
燃焼確認窓は吹き出し口の中にあります。
上から。四角いながら角が取れたようなデザインです。
ちなみに表面にはこのような四角い模様が付いています。
換気注意のシール。ちょうど前年にサンヨーファンヒーターの事故があったためかシールは大きい物になっています。
「寝るとき消火」と「フィルター掃除」が追加されています。
ふたを開けるとタンクと操作部。
操作部。タイマーと温度調整はつまみで行います。流石にここは時代を感じますね。おさえめ運転とホットダッシュも搭載。
操作部のふたの中に書かれている使用方法。クリックすると別ウィンドウで拡大。
クリーニング機能も付いています。
タンク。取っ手が弧を描いているのはOVF-260と同じですね。
点検のシールが。リコールのときのでしょうか。
タンク側のふたの中に書いてある注意。これも拡大します。
横から。
点検済シール。リコールの点検が終わっている証拠です。
85年の形式検査合格証。
ここの部分がフィルターです。手前に引き抜くと抜き取ることが出来ます。
銘板。クリックすると別ウィンドウで拡大。
反対側。何も無いです。
背面。まぁ普通でしょうか。
ファン。上についている棒はカーテンなどがかかるのを防ぐ物のようです。
プレスされた型番表記。最後の「H.N.K」は何かの記号のようですが…銘板にもありました。
水平器。
専用加湿器用端子。加湿器が後付け出来たのでしょうか。
コンセントは80〜90年代の日立で良く見かけるタイプ。
電気を消してみました。放熱板が赤く光るので視覚的にも暖かそうでいい感じです。
現在は別の部屋で使っているコロナGY-325Y/ダイニチFW-252E/ナショナルOH-27ADともにメインとして活躍中。
最後に3年先輩のOVF-260と記念撮影。出力は320BXの方が上ですが大きさは小さく技術の進歩を感じます。
80年代のファンヒーターの進歩は速いです。
2010/1/30作成開始