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HITACHI OVF-260(1982)紹介編
日立の古い石油ファンヒータ。まだ初期のもので温風上吹き出しです。
外観はこんな感じ。色は木目ではなくクリーム色のような色です。状態はあまりよくありません…
上に付いた吹き出し口、油量計、燃焼確認窓と古い機種の定番装備は揃っています。
型番表記とロゴ。横の「2500」は出力が2500kcal/hということでしょうか。
現在のファンヒータに使われているkwにすると約2.9kwだそうです。
表示部。ちなみに左3つは電球で右2つ(点滅するところ)はLEDです。
左写真がタイマー運転中、右はリセット点灯中(対震自動消火装置作動)。
温風が出るところはまんなかのみで左右からは出ません。
燃焼確認窓。これが外に付いているのは上吹き出し機の特権(?)です。
下吹き出しの機種は吹き出し口の中に付いているので見づらくなっています。
と思ったら下吹き出しでも初期のものには付いてるようです…↓証拠画像
油量計。この穴からタンクに付いたメータが見えるようになっています。
これも温風上吹き出し機の特権…と思ってましたがまた見つけました。
右下に見えるのが油量計です。結局特権は無さそうです…
操作部。ふたが付いています。
中を開けるとこんな感じ。点火タイマーがレトロです。扇風機のタイマーのようなアナログ式。
お知らせブザーについては後述します。
ふたにはリセットランプがついたときの対処方法が。
操作部の下にはお知らせブザーのスピーカが内蔵されています。
なんと最近の機種のように給油時などにブザーが鳴って知らせてくれます。82年製の割に進んでますね。
上から。タンクは左です。
換気注意のシールはだいぶ薄れてきてます…
タンク部分。タンクの取っ手が曲面を描いているあたりに作りこみを感じます。さらに茶色で塗装されてます。
特に注意していただきたいこと。
横から。角ばったフォルムで意外とカッコいいです。
銘板と注意書き。クリックすると別ウィンドウで拡大します。
反対側は全体写真を取り忘れました…こちらには燃焼用空気取り入れ口があります。
フィルターをとるとこんな感じ。「合わせマーク」は50Hz地域では写真の位置、60Hz地域では黒い線に合わせます。
これをやらないと正常に燃焼出来なくなるようです。
ここにもシールがあったのですがこんな状態になってました…左にはタイマーの使用法、右には上の合わせマークのことが書かれていたようです。
かろうじて残っている82年の形式検査合格証と対震自動消火装置合格証。
背面。ファンが出っ張っていないので比較的フラットな感じになっています。
しかしここからファンを外せないため埃がたまった時の掃除が大変です…
部屋の温度を感知するルームサーモ。
ファン。横の4つのねじを取っても外れません。風量も他のメーカより弱いような…
しかしこの時代のファンヒータはしっかりしてます。さすが定価が7万やら6万しただけのことはあるようです。
臭いが強かったりするのでメインで使うにはきついところもありますが…
2010/1/6作成開始