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SONY CFD-DW93(1988)紹介編
このページではすっかり定番となってしまいましたが…また「ドデカホーン」です。
今回は88年の9x機、CFD-DW93をいじってみましょう。この機種、何故かカセットがメカ式、録音はノーマルテープ専用、ボリュームが手動など省かれている機能が多い機種です。
当時はCFD-DW95mkIIも同時に発売されていてこの機種がどういう位置付けだったのかは謎。
今回の個体は「バブルラジカセ博物館」のごっしーさんから譲り受けた機体です。
DW97と同じ大きさでかなり大きいです。
スピーカ。周りにはねじ穴のような飾りが付いています。右のダクトは当然ですが本物。
液晶はDW95などと同じ物です。修理編でも書きましたが再生ボタンを押さないとTOCを読まないのも同じです。
CD操作部。AUTO SPACE機能は何故かありません。リモコンがあれば使えるようです。
カセット部。まずは再生専用のAデッキ。
メカ式と言っても軽く押し込め、押してしばらくしてからヘッドが上がります。また電源OFF時に再生ボタンを押しこむと電源を入れないと戻らなくなります。
純粋なメカ式ではなく半電動式(?)のようです。
録音/再生のBデッキ。そういえばこの機種ドルビーがありません。
上から。
ヘッドホン端子はAとBの2系統。電源はスタンバイポジションもある3段階切り替え。
ボリュームはDW95の物に似ていますが95/97のような+と-ボタンで移動するものではなく手動になっています。
下の「VOLUME」と書かれた部分のつまみとLEDが繋がっていて連動して動きます。ちなみにモータドライブ。
各種操作。音質調整はDW95と同様の3バンドグライコ+ドデカゾーン(100Hz)。
何故かファンクションの「CD」は独特の書体(DoDeCaHORN CDの文字と同様の書体)ではありません。
またCrO2(ハイポジ)とメタルは再生のみ、録音はノーマルテープ専用です。右上にはひそかにREC MUTE。
CDふた。型番が書かれている所は銀色です。
再生・一時停止・停止ボタンはここにあります。
チューナは9x系共通のドラム式。ドラムの色は黒です。
ばっちりVHF/UHF音声多重放送までカバー。
背面。少し丸っこいです。
入出力端子。CD OUTとLINE IN、ミキシングマイク。一番右には定番のISS(AMラジオのノイズ低減スイッチ)。
裏面。足にゴムはないようです。
電池ボックスはここに。ドデカホーンはたいていここですね。
この個体は94年に一度修理を受けているようです。
銘板。消費電力は40W。やっぱり大食いです。
取扱説明書まで付けてくれました。ごっしーさんありがとうございました。大切に使っていきます。
最後に同時期に修理が終わったRX-FD56とCFD-DW95mkVと撮影。左上に写りこんでいるのはCFD-DW97です。
2009/4/29作成開始