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TOSHIBA RT-CD2(1987?)修理編
東芝初期のCDラジカセ。各社が大きく多機能なCDラジカセ(いわゆる「バブルラジカセ」)を出す前、ラジカセの主流はサンヨーの「おしゃれなテレコ」ことMR-U4に代表されるカラフルで小型のファッションテレコでした。
85年にソニーがCFD-5を発売しCDラジカセの時代がやってきても初期のころは前時代のファッションテレコベースでWカセットの片方をCDにしたようなモデルが主流でした。(サンヨーの「MR-U4CD」、ソニー「CFD-D77」など)
東芝では「SUGER」のシリーズ名で各種テレコを発売していて、CD搭載機は「SUGER CD」を名乗っていました。
今回は業者出品の物を2000円弱で落札。この時代の機種でCD再生可能なものは少ないと思うので買ってしまいました…
DT80と先に届いたDT707が見てます。
プチプチに包まれています。
梱包を解きました。全盛期のバブルラジカセに比べるとかなり小型です。
動作確認をします。CDOK。
ラジオOK。V/U音声多重対応。
カセットは再生しても早送り状態…
いつも通り早速分解。矢印が書いてあります。
ねじはすべて写真のようにすぐ届くところにあり深いところにはありません。
長いドライバー無しで分解できます。
分割。
CD部は蓋内部にあるねじを2本外し、
イジェクトつまみを上に引き抜いて取ると…
このように綺麗に取れます。右はイジェクトつまみ。
裏面のCD基板。東芝製ICが多用されています。
暗いですが…CDピックアップに貼られたシール。上の「7D3310256B」が型番でしょうか。
次にメイン基板(本体後ろ側)についたカセットデッキのコネクタを外します。全部で4本あります。
外れた前面部。
デッキ部はねじ3本(上1、下2本)で固定されています。
外れたデッキ部。
で、相変わらずベルトが…伸びてます。
また適当なものに交換。
カセットふたは上についたねじを外し左右の爪を持ち上げると外れます。
操作部は中央のねじ1本でとまっています。
スピーカ。マグネットは小さめ。左と下に見える銀色の板は
このように側面から止まっています。
外れたスピーカ。埃がすごいです…エッジはウレタンではないので劣化はありません。センターは銀色。
型番など。写真では読みにくいですが3Ω5.5Wの東芝製。MADE IN JAPANです。
残ったメイン基板とチューナ、電源はねじを外すとまとめて外れます。
全バラ。小型なので結構楽でした。
いつも通り風呂で洗浄します。小さいのででかい機種より本当に楽です…
組み立てて動作確認。OKです。
2009/2/26作成開始