トップページ>Victor RC-X770

Victor RC-X770(1991)紹介編

ビクターのバブルラジカセです。CDiossという愛称でサブウーファを備えた重低音システム「G-HORN EXII」を搭載。

モータードライブのCDふた(むしろ欠点?)とバックライトが変えられるディスプレイ、3ウェイ+G-HORNの7スピーカが特徴。

拾ってきた状態最悪の個体でしたが無事綺麗になって復活しました。

こんな外観です。中央が出っ張った山型で天面は緩やかなカーブを描いています。

かつてこれの前モデルだったX750を新品時に購入して使っていたので懐かしい感じです。こうなるとX750も欲しくなるところ。

当時のライバルはRX-DT901、ZS-7といったところでしょうか。

操作部左側。選局とCDのサーチ/スキップのキーが同じなのはビクター機でよく見ます。

ILLUMINATIONはCHANGEボタンでグリーン/オレンジの切り替え、HOLDにすると動作状況で色が変わる機能(後述)が無効になり色が固定になります。

ドルビーもばっちり装備。

カセットの操作部はディスプレイの下中央に。ミュージックスキャンも付いています。

右側。イコライザーも付いています。

CD DOORのボタンはこの機種独特ですね。

スペアナです。やっぱりカッコいいですね。音に合わせて動くのは見ていても楽しいです。

イコライザーはプリセットがA~Dの4つ。写真では「3」になっていますが+-キーで1〜5の間で効き具合を調整できます。

後はM(MANUALでしょうか)。自分でプリセット出来ます。

FM動作中。もちろんステレオです。感度はなかなか良さげ。

AM動作中。ラジオでは選局中はグリーンですが…

チューニングが合うとバックライトがオレンジに。最近のCraviaシリーズの原型といった感じでしょうか。

カセットはAが再生専用、Bが録音/再生でもちろんオートリバースのフルロジックでドルビー搭載。

ちなみに動作中は「TAPE」の文字が出るのみでカウンターはありません。

カセットふたの下にはG-HORN EXIIのロゴ。ただのG-HORNからだんだん進化しているようです。

スピーカ下のダクト。両側ともダミーではなくちゃんと低音が出ます。奥に見えるのはヘッドホン端子。

ボリューム。「MD VOLUME」というのはモータドライブということのようです。

そしてCDふた。モータードライブです。

ボタンを押すと電動で開きます。利点としては

・リモコンで操作可能

・カッコいい(笑)

くらいでむしろ欠点のほうが多いような…電源が入っていないとCDが取り出せないし…

CDふたの中。8cm用の線が書いてあります。

CDふた動作中にはこんな気がきいた表示も。

CD読み込み中の表示。

CDを読み込むとこんな感じ。ビクター機はトラックと時間がつながっているんですよね…少し間を開ければ└TRACK┘なんてわざわざ書かずにすむのに。

再生させるとこのようにバックライトが変わります。

下にはミュージックカレンダーも表示されます。

CDが入っていないときはno dISC表示。

エラーが出るとこんな表示をするようです。

後ろから。丸っこいです。

電池駆動は出来ません。ここの電池ボックスは時計/タイマー/バックアップ用です。

銘板。消費電力は33W。日本製です。

入出力はフロントにあるヘッドホンとこのマイク端子のみ。

やっぱりなぜか91年位の機種はAUX入力が無いのが多いですね…これもソニーZS-7もパナRX-DT901もサンヨーPH-PR900もいい機種なのですが…全部AUXがありません。

この頃は何かあったのでしょうか?ちなみに次モデルからは各社とも何事もなかったかのようにAUXを復活させてきます。各メーカ一斉にミニジャックになってたりしますが。

横にあるのはAMのビートキャンセル。

ハンドルの裏側も空洞ではなくちゃんとふたが付いています。

FMアンテナは大きさに似合わず短いです。

機能も充実、音質も良く迫力がありいい機種です。大きな個体とスペアナもバブルを感じさせてくれます。

電動CDドアの不良が多いのを除けば他は比較的丈夫な機種だと思います。相場もパナなどのライバル機より安いようですし。

ただ当時はサイバートップやらスィーベルスタンドやらのライバル機と比べ地味な感じが拭えなかったのではないでしょうか?

やっぱりX750欲しいなぁ…

 

2010/1/10作成開始

←修理編(1)へ戻る

戻る

inserted by FC2 system