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Victor RC-X770(1991)修理編2

パート1からの続き)

これまで順調に分解してきたX770。ここで緊張のサブウーファの分解です。

果たして中身は…

緊張の分解。

しかし何も無く無事でした…良かった。

外にはウーファからのコードが出ているのですがこのようにがっちり止められています。音が漏れないようにこだわっているのでしょう。

仕方がないので丸いふたのようなものでふさいでいるのを無理やり外します。後で接着剤で直しておきましょう。

取りだしたサブウーファ。スポンジでシールドされていました。

エッジは2段タイプ。あまり深くはないです。

サブウーファの裏側。8Ωです。

 

残すは前面のみ…

スピーカ。(一応)3ウェイです。右がウーファ、左下がスコーカ、左上がツイータもどき。

反対側にはこのような基板が(左下)。ここのコネクタを介してアンプ基板につながっています。

あとはここの操作パネルを外すのみです。気楽ですね。

…この後にくる悲劇などまったく予想していませんでした。

またこの文字…では外していきましょう。

外れた操作パネル。あとは基板と後ろのプラ部品を分離します。爪を外して…ん?何か出てきた。これは…

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

小さいゴ○ブリのようなものが次々と…

掃除機で吸いまくります。

はぁ…さすがにこれにはビビりました…一度修理はあきらめようかとも思いましたが完動だしあの音を聞いたからには何とも修理しないと。

ラジオでも聴きながら気を取り直していきましょう。

残った電源部。

取り出します。 トランスが2つあります。何でしょうか。

やっとここまで来ました!お風呂で洗浄です。

へこんだスピーカネットも直してみます。

もう片方は完全にへこんでます…

お風呂タイムが終わりました。

あとは乾かすだけです。今回はこれが活躍。何でしょう?

…よくトイレなどに付いている温風が出るやつです。

TOTOのクリーンドライというもので型はかなり古い(80年代)ですが強力な温風で部品を乾かすのにはなかなか有効です。

電源ON!ちなみに気になる消費電力ですが1200Wでドライヤーの一番強いやつと同じくらいです。

動作中は2秒ごとにLEDが点灯し30秒までカウントしてくれます。

話がそれましたが…実はカセットデッキBのふたの開きが悪かったのですが中からこんなものが。

本来は右側の部分がもっと長いのですが折れているようです。

すこし手直ししてこんな感じで引っ掛けました。これでOK。

カセットののぞき窓も綺麗にします。保護シートが張ってあるのですが劣化して綺麗にはがれなくなっていました。

地道に除去してピカールで磨きます。左が清掃後、右はそのまま。だいぶ綺麗になりました。

筐体以外の全部品はこんな感じです。思ったよりメンテ性は良好。

元に戻していきます。すべて組み込んだ状態。

反対側から。

試しに動作させてみるとCDふたに引っかかりが…よく見るとギアの山が減っていて引っかかっていました。少し削って平らにするとスムーズに。

また操作ボタンに誤作動があったのでタクトスイッチを交換。全部で27個。ただ写真のスイッチでは一部高さがありすぎて押せなくなってしまいましたので少し削りました。

バックライトがグリーンのとき色がおかしいのを見てみます。

なんと電球に付いていたグリーンのキャップが取れています…(写真では一番右側の電球)

これはどうするか…とりあえず保留です。

ちなみにこの機種はバックライトがオレンジとグリーンの2色あり切り替えられます。

写真で2つずつ電球が並んでいますが左がオレンジ、右がグリーン用。

一時はどうなるかと思いましたが…無事復活しました!

 

2010/1/9作成開始

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