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Technics SL-XP3(1986)

テクニクスの古いCDプレーヤーです。

松下のポータブルCDプレーヤーはほとんどパナソニックブランドですが初期の3機種(SL-XP3/5/7)はTechnicsブランドでした。

こんな機種です。色は他に白やピンク、赤、緑など結構な種類があったようです。なんとなく当時流行っていたおしゃれなテレコっぽい色のチョイス。

定価44800円でテクニクス3兄弟の中では末弟ですが上位機(どっちも49800円)との違いは外観デザインとプログラム再生・ミュージックカレンダーの有無くらいです。

本体は光沢仕上げ。XP5/7はリニアトラッキングのレコードプレーヤのようなデザインでしたがこれは変更されています。窓がL時型になっているのはその名残でしょうか。

ディスプレイ。小さめでバックライトはありません。

当時の松下製品によく付いていたDIGITALロゴ。「FF-1」ロゴは松下が開発したFF-1レーザーピックアップ採用の機種に付いていました。

FF-1ピックアップはTechnicsの単品CDデッキにも採用されていたものです。

フォントはテクニクス製品に共通の小文字になっています。

残り時間の表示も出来ます。

ボタン類は前面。銀メッキされてます。

再生/一時停止ボタンは上に。ちょうどOPENボタンと左右対称になる位置にあります。

OPENボタン。

上ふた。窓が大きくとってありCDの回転がよく見えて綺麗。

文字は薄くなっている個体が多いようでこれもだいぶ薄くなっています…

ヘッドホンと音量は右側に。音質切り替えはありませんが「high filter」という高音域をカットする謎のスイッチが。当時は必要だったのでしょうか?

左には電源スイッチ。物理的にON/OFFするゴツいタイプ。確実に切れるので安心感があります。

背面。LINE OUTと外部電源。電池駆動には専用の電池ケース(単三を10本も使うでかいやつです)が必要。

外部電源は7.5Vなのですが端子の形状が特殊なのがくせもの。テクニクスのポータブルCD3機種にしか使われていない特殊な物です。

裏側。四角いですね。大きめのゴム足がついています。

いつものパナソニックのポータブルCDと同じなら左から3桁目の数字が製造年、その次のアルファベットが製造月のはずなのでこの個体は85年12月製になります。

OPEN状態。

ピックアップまわり。レンズに黒いゴムのカバー(?)が付いているのはFF-1レーザーピックアップの特徴。

右上の注意書きには「長時間使用されますとセットが暖かく感じられますが故障ではありません」。なんか凄いです。

ふたの開閉検出は通常の出っ張りが中のスイッチを押すタイプではなくこの金属部分が閉まる事で中の端子を導通させて検出する変わったタイプ。

問題のACアダプター。

普通の物より妙に奥行きがあり長いです。

ACアダプターの銘板。これの通りに直接線を繋げばアダプターが無くても一応どうにかなります。

==仕様==

電源 DC7.5V(専用端子)
再生時間

-

DAC

16bit DAC

音質切り替え

high filter(高音域カット)

バックライト

-

RESUME(途中から再生) -
特殊再生 リピート
出力

ヘッドホン、ライン

音飛び防止

-

発売年 1986
定価 44800円
備考 Technicsブランド、FF-1レーザーピックアップ採用

 

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2011/10/12作成

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