トップページ>AIWA TPR-101

AIWA TPR-101(1968)

長らくこの機種が日本初のラジカセ…と言われていましたが、どうも松下の方が早かったようです。

現在にも続くラジカセの原器でカセットの普及にも貢献しました。

定価は25900円。ちなみに68年当時の大卒初任給は約30290円で結構な高額商品だったようです。

黒とシルバーの色遣いで角ばった外観がレトロ。

これはオークションで入手したものです。状態は悪いですがコンデンサの交換などをしてラジオは聴けるようになりました。

小型なのでAMの流し聴きなどに使っています。

型番表記。AIWAロゴの前のマークが懐かしい?マイナーチェンジしたTPR-101Aというのも存在するようです。

音量調整など。電源は音量を一番下げるとカチッといって切れるタイプ。何故かトーンも一番左(LOW側)まで回すとカチッとなります。

一番右はチューニングノブ。

ラジオ/テープの切り替えスイッチ。

レベルメータ。ばっちり付いています。電池残量の表示もします。

チューニングスケール。

周波数がMHz/KHzではなくMC/KC(メガサイクル/キロサイクル)なあたりに時代を感じます。短波の受信もOK。

カセット部分。

オープンしてみました。かなりがっしりした造り。

「Compact Cassette」のロゴがあります。当時のカセットテープにも付いてましたね。

まだ「RADIO CASSETTE RECORDER 」ではなく「3BAND RADIO RECORDER」となっています。

上から。

カセット操作系。見づらいですが左からRWD(巻戻し)/F.FWD(早送り)/FWD(再生)/STOP(CASETTE OFF)/REC。

EJECTではなくCASETTE OFFなんですね…

ラジオのバンド切り替え。

横から。

入出力。

上からリモート、マイク、AUX入力、スピーカ出力。結構充実していますね。

モニター音量の切り替えスイッチ。

下には小さく「101 JAPAN」の表記が。

背中。電池蓋がないのが残念です…

電池ボックス内は割と綺麗でシリアルナンバーは健在でした。

最後にアイワ同士ということでCSD-SR8と一緒に。

昔は技術力のある会社でしたが…デフレ化とデジタル化に付いていけなかったのでしょうか。

 

2010/4/30作成開始

戻る

inserted by FC2 system