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UNITEPAC UF-30XD(1970)

扇風機第三弾です。今回は珍しいOEMモデル。

ベースは簡単に羽根・ガードが外せるコンパック機構を採用した三菱コンパックのようなのですが「UNITEPAC」となっています。

割といいモデルだったようで有線リモコンに首振り角度調整付きのデラックスな機種です。

全景。首の部分などの部品は当時の三菱と全く同じです。やっぱり青い羽根は涼しげでいいですね。

特徴的な操作パネル。「UNITEPAC UF-30XD」となっています。右下にはひっそり「DELUXE」の文字。三菱ってデラックスが好きですね。

右側の不自然に空いたスペースは…

リモコン用コードの収納部分になっていました。

仲良く並んだタイマーと首振り調節。下のボタンは風量調節です。その隣の「押ス」と書かれたボタンを押すと…

タイマーと風量調節の部分が浮き上がりました。

そして外れました。ここにさっき出てきたコードを繋げば…

リモコンになって扇風機を遠隔操作できます。もちろんタイマーも手元でばっちり。

コードは「電子コンパック」ことR30-SXと互換性がありますがリモコンには互換性はありません。

というかR30-SXにこれのリモコンを繋げるとR30-SXが壊れます。興味本位でも絶対にやっちゃ駄目です。(実際やばい状況になりかけた経験者)

個人的にはこの60年代末〜70年代にかけての濃いめの青い羽根が一番好きです。

ガード中央。三菱純正の機種だと真ん中があいているのですがこいつでは謎のエンブレムがはまっています。

台座の部分は派手な模様は付いていなくうっすら線が入った銀色です。

後ろ姿。モーターから配線が出ているのには時代を感じますが三菱は比較的遅くまでコードが外に出ている機種を作っていたようです。

モーターカバーに6つ並んだ放熱用の穴(真ん中上の1つはねじ用)がユニークでおしゃれな感じです。

しかしプラスチックの品質に問題があったのかこのタイプのカバーを付けた機種はほとんどプラスチックの劣化が進んでいます。

首の固定部分は重厚で頼りになる金属製です。しっかりしているのでぐらつきも無く安心して使えます。

首の上下はまだねじを緩めて調節するタイプです。

当時既にカチカチと上下するタイプがだいぶ出てきていたと思いますがモーターの配線といい三菱は意外と保守的だったのでしょうか?

結構便利なコード巻も装備。側面居着いたダイヤルをまわすとコードが中に収納されます。

裏側。金属製のようです。

銘板。ばっちり三菱のロゴが入っています。結線図付き。高級や超高級ではなく普通のお座敷扇だそうです。

装備的には高級お座敷扇くらいは名乗っても良さそうですがOEM機だからでしょうか?

 

 

2011/6/30作成開始

 

 

 

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