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National NV-900HD(1984)紹介編

チューナ/デッキセパレートタイプのビデオデッキ。チューナ部の型番は「VW-ET900」だそうです。

Hi-Fi初期の機種のようですが当時売れなかったのか現存数はかなり少なく中古でも滅多に見かけません

入手難易度がとても高いので最初から入手は無理だと思っていましたがオークションに出ているのを発見。即決だったのでその場で落札。

正面から。上がチューナ/タイマーのVW-ET900、下がビデオデッキのNV-900HDという構成です。

チューナの表示部。1984年製であることが分かります。ちなみにカレンダーは84〜99年までしかありません…

これの特徴でもあるFM受信時はこんな表示になります。通常のテレビチャンネルと一緒にFx(xは任意の数字)の番号で登録できます。

当時流行っていたFMエアチェックを意識したのでしょうか。

チューナ操作部。オーディオ機器っぽくてかっこいいです。

基本操作は他のNV-xxxHD系と同じ。

デッキ部。電源ボタンだけシルバーなのはシルバーモデルもあったからでしょうか。

追記:シルバーモデルもあったようです。(85年11月のカタログで確認)

相変わらずテープ挿入口にシリアルナンバーが書いてあります。

Hi-Fiトラッキングも表示可能。

そしてテープ残量も表示できます。計測中は左のように「C」表示が出ます。

デッキ操作部。小型ながらも機能は充実。当時としてはかなりの性能だったでしょう。

緑色の「Hi-Fi GT4」の表記はランプかと思っていましたがただの印刷でした。

再生などのボタンはアイコン自体が赤く光ります。

横から。ここにも特徴的な部分が。

デッキ部に付いている端子群。

マイクはステレオです。懐かしのカメラ端子も装備。

左側の銀色の●は外で使用するときに使うベルトが付けられるようです。

チューナ部にはチャンネル設定が隠れています。

FM関係のスイッチも。

背面。ここも独特です。ほんとに変わった機種です。

アンテナ端子など。ビデオデッキへのコードも見えます。アンテナはこの頃の他の松下機と変わりません。

FMアンテナ端子と銘板。

銘板。消費電力36W。待機時の電力が書いてあるのも松下定番。

デッキ部左にはチューナ部から電源をもらう端子とRF出力端子があります。

一番左橋の蓋にはバッテリーが入り充電してポータブルデッキとして野外使用も可能なそうです。

デッキとチューナを繋ぐケーブル。RF端子と電源端子が一緒につながる設計。

各種入出力と画質調整は右下の蓋を開いた中にあります。

銘板。AC使用時で13.4W消費。バッテリーは12Vらしいです。

逆の横面。こちらには何もありません。

チューナ部上面。放熱穴が四角でなんとなくおしゃれな感じです。

デッキ部上面。

右上の蓋にはRF出力のチャンネル切り替え。

こんなシールも残っていました。MACLORDは初期ロゴ。

リモコン。FMに対応するため12キーの下にFM1〜4のキーがあるのが特徴。

ここには通常チャンネルを割り当てることも出来ます。

ボタンはゴムそのままではなくすべてのキーにプラスチックが上から被さっている凝った構造。

裏面。型番はVSQ0439。

主なスペック  
種類 VHS標準/3倍
音声タイプ Hi-Fi
レベルメータ・表示部 FL/Hi-Fiトラッキング表示可能・4桁カウンタ、テープ残量表示可能
入力端子 映像/音声x1、マイク(L/R独立、ミニジャック)
出力端子 映像/音声x1、ヘッドホン(ステレオミニジャック、レベル可変)
頭だし機能 -
編集機能 インサート、サイマル、カメラ端子
ワンタッチタイマー
サービスコンセント

1(非連動)

消費電力 チューナ・36W、待機時7W デッキ・13.4W
バーコード予約
ヘッド GT4
メカ DDメカ
リモコン型番 VSQ0439
定価 229800
その他特徴 セパレートタイプ・デッキ部バッテリー駆動可能・FMチューナ搭載

 

 

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2009/3/5作成開始

 

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