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ピアゴ弘明寺店

長崎屋の次は名古屋人にはおなじみユニーからピアゴ弘明寺店。

ユニーは現在小型店をピアゴ、大型店をアピタと店名を分けて展開していますがその発祥は呉服店のほていやと履物店から出発した西川屋が合併して出来たスーパーです。

西川屋の地元は名古屋、ほていやも名古屋が地元ですがほていやはその前身の古川呉服店が横浜創業だったため神奈川にも多くの店舗を構えていました。

ピアゴ弘明寺店は大通りから一本外れた弘明寺駅の近く、弘明寺商店街にあります。

大通りから見るとこんな感じで屋上広告塔と独特の曲がったでかいダクトが見えます。

ちなみにさっきから「弘明寺ってなんて読むんだ」って人がいると思いますが「ぐみょうじ」です。難読ですね。

迫ってみました。なんでこんな地味な(失礼)店舗を取り上げたのかというと実はここ、1962年開業、同一敷地での通算営業年数が一番古いユニーの店舗なのです。

ほていや弘明寺店として開業。その後火災で店舗を焼失、1972年に建て替えられます。何故かWikipediaに単独記事があったりします。

そんな歴史あるピアゴ弘明寺店。正面から見るとこんな感じ。当時のユニー建築(?)独特の先が尖った曲線のような意匠を取り入れたスタイル。

地上4階建ての店舗ですが現在4階は事務所になっています。

中央部分などはよくみるとタイル貼りになっていて時代を感じます。(写真では見づらいですが…)

この時代のユニーの建物は中央のタイル部分が茶色い物が多かったのでかつてはここも茶色かったと思われます。

入り口。

プレートがありました。

大規模小売店舗。開業よりだいぶ後に登録されています。

開業時にはまだこのプレートを付ける法律(大店法)が無かったのですがなぜ昭和54年のタイミングで付けたのでしょうか。この辺りの時期に改装した?

中の非常口サイン。文字だけタイプなのですが緑のほうがなにやら細いです。これは初めてみました。

※以下追記

エレベーターの取材を忘れていたので横浜ユニーツアー(中山店→大口店(旧)→大口店(新)→イセザキ店→弘明寺店)の最後に取材してきました。

赤い扉で目立ちます。

操作ボタンはインジケータと一体型。三菱の古いやつですね。

期待通りきてくれました。未更新の三菱エレペットです。70年代頭〜中盤くらいのモデルでしょうか。

警報ベルのご注意は一番下の「(非常止)ボタンを押した場合にもベルが鳴りますからご注意ください」のところがマジックで線を引いて消してあります。

特に意味はないのですが…エレペットのエンブレムを接写。

なんかエレベーターにもグレードがあるらしくエレペットは汎用型の普及機だったはずです。

金色の三菱ロゴがいい感じ。

定員11名、750kgのオーソドックスなサイズ。

ドアーは自動で開閉します。まだ手動があった頃の名残なのでしょうか。

足下のMITSUBISHIロゴ。開いたときだけ出てきます。

ドア上インジケータ。

天井は古いエレベーター定番の丸い換気扇(?)でした。

ボタンを何も押さずに放っておくと動きが止まりボタンを押すとゴーっと豪快な音をたてて動き出します。

おまけ 夜のピアゴ弘明寺店。最近は節電のせいなのか屋上広告塔が光りませんね…

==店舗データ==

店舗正式名 ピアゴ弘明寺店
所在地 神奈川県横浜市南区中島町四丁目84番地
開店日 1962年5月20日(現在の建物は1972年)
階数 地上4階(4階は閉鎖中)
店舗面積 1922平方メートル
エレベーター 三菱エレペット
営業時間

10時〜19時30分

アクセス

京浜急行線弘明寺駅下車徒歩7分

横浜市営地下鉄弘明寺駅下車徒歩3分

2011/11/12作成開始

2011/11/13追記

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