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OMRON 87S&National JE-8204(197x?)整備編

古い電卓2機種の整備です。今まで使っていた電卓が壊れてしまい代わりを探していたところハードオフのジャンクコーナーで古い電卓を発見。
安かったのでとりあえずダメ元で買ってみる事にしました。

今回の2機種。最初に見つけたのはJE-8204(右)で半額セールをやっていた近くのハードオフで150円。

それからだいぶ後に見つけたのが左のOMRON87Sで105円でした。

電卓の故障のほとんどが液晶パネルが薄くなったり欠けたりですが当時の電卓はFL管のためそういったトラブルとは無縁なので故障箇所も少ないでしょう。

National JE-8204の整備

まずはJE-8204からみていきます。

試しに電池を入れてみるとちゃんと動いたのですが中を開けてみると…

ねじを1本外して裏板を取ったところです。

基板。 TEXAS INSTRUMENTS製のTMS1045というICを積んでいるようです。

で、今回の問題…かなりの確率で死んでいる松下製の薄紫コンデンサがこんなところにも…

そしてこいつも死んでますね。足がやばいです。

外しました。16V33μF。逝ってます。しかしこんな状態でも動作に支障はありませんでした。

適当な同等品に交換しておきました。他にもいくつか薄紫が居ましたが問題はないようなのでそのまま。

復活です。ボタンの反応も良くコンパクトでなかなか使いやすい機種です。

 

OMRON 87Sの修理

今度は87Sです。これは105円なだけあって?最初は電源が入らない状態でした。

幸いこれは接触不良なだけでしたが今度は操作が効きません…というわけで開けてみましょう。

こいつもねじ1本で開きます。

基板です。表示管がレトロな感じ。ICは日立製HD36290です。

操作出来ない原因はこれでした。操作部とメイン基板を繋ぐ配線の一部(矢印あたりの右端2本)が切れていました。

これを繋ぎ直してばっちり動作するように。

 

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