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Victor HR-S5000E(1987)

ビクターのS-VHSです。S-VHS初号機HR-S7000と同じ年に出た機種でした。

当時はS8000(デジタル機能搭載)、S7000、S6000、そしてS5000となっていたはずです。

S8000とS6000はS7000と似たようなデザインでしたがS5000は発売が遅かったのか次の世代の機種と同じような全体がふたで覆われたデザインになっています。

今回紹介する機種はPanasonicの謎のデッキを購入した際におまけで貰った物です。日本向けモデルと細かい所が違います。

外観。こんな感じです。下にあるのは全世界対応ビデオのPanasonic NV-W1。「再生するとすぐ止まる」のジャンクで格安入手しましたが問題ありませんでした。

S5000EはPALなので変換しないとNTSC(日本の映像方式)では使えません。

日本で売っていたのはこんな感じ。荒い画像ですがディスプレイのあたりが違うのが分かるでしょうか。

海外モデルの特長でもある「JVC」ロゴ。Victorではなくニッパー君も居ません。

型番。末尾の「E」はヨーロッパ向けモデルという事でしょうか。

ふたを開けた所。よく見るとふたが3カ所も…

まず1つ目は電源ボタンの横です。レベル可変出来るヘッドホン端子とマイク端子。

蓋を閉めると電源ボタンの横には「OPERATE」の文字。「POWER」では無いようです。

「Super VHS」の文字は日本モデルにはありません。

メインのふたの中。ビクターお得意のバリアブルサーチも装備。

その横には10キーが。「GO-TO」ボタンを使うと自分で指定した時間の所までジャンプしたり指定した所で停止したりする事が出来ます。なかなか多機能です。

「FINE」はトラッキングの微調整と思われます。「STORE」は何でしょうか…

テープ挿入口下のスイッチ類。一番左はACオンライン、真ん中はエディットスイッチ。

右のVIDEO OUTはS端子と通常のコンポジット端子の切り替えでしょうか。珍しいです。

外部入力はAV1とAV2、S端子の3つです。「ALC」は自動録音レベル調整。(Automatic Level Controlでしょうか。)

Hi-Fiトラッキングの表示も出来ます。

録音レベルつまみ。

ふたを開けた中にもJVCロゴ。

表示部。日本モデルではレベルメータがLEDでインジゲータも左と下にありましたがこれは上にまとまっています。

こっちの方がすっきりしてるかも。表示管は当時のSではない機種(HR-D570など)と同じ物のようです。

表示部下のふたにはトラッキング調整(オートではありません)と画質調整。

ふたに書いてあるロゴ。PALです。

小さく「625」と書いてあるのはPALのS-VHSの規格が「S-VHS 625ライン50フィールドPAL方式」だからのようです。何の事だか良く分かりませんが…

背面。変わった所だらけです。

まずはサービスコンセント。変な形です。

謎の入出力。オーディオとビデオの共通端子のようです。A/V1は入出力どっちにもなるのでしょうか?

ここは見慣れた端子ですね。通常の音声端子とS端子。

しかし一番奥のDINコネクタのようなVPV/VPSは謎です。

アンテナ端子。OUTの方は出っ張っています。テスト信号も出せるのでしょうか。

銘板。電圧が220V~となっています。やはりヨーロッパ向けモデルなのでしょうか。

 

 

2010/1/22作成開始

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