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National NV-6000(1979)修理編

10000アクセス記念更新第1弾。

歴史的な世界初の3倍モード搭載ビデオ。この機種から2時間テープに6時間記録が可能になり、VHSの普及に貢献しました。

当時の高級機で電子式スイッチを搭載、ノーマルトラックステレオ対応。

今回の機種もオークション入手です。

テープ再生できないだかで1円落札。ただ送料が1500円くらいかかった気がします。

入手は半年以上前なので記憶を頼りに記事を書いています…間違っている点があったらすみません。

何故か全体の画像がありませんでした…ので修理後の写真。このようなデッキです。古い機種らしくかなり大型。

電源確認。時計表示が出ました。OKです。

しかし再生ができません。しかもテープが入ったまま…

取出しは何故か普通にできました。中には古そうなテープが。「ゴルフ」と書かれています。

中身が気になるので別の正常なデッキで再生。

「囲碁の時間」が入っていました。

その後にはタイトルの通りのゴルフが。

「19チャンネ〜ル テレビおお〜さか〜♪」

このビデオデッキは関西出身のようです。

テープは87年の録画でした。このデッキは79年発売なので8年ほど使われたのでしょうか。

上板を外したところ。中は結構詰まっていそうです。

メカを見るために取出し状態にします。

上から見たメカ。特に異常はないようですが…

再生ボタンを完全に無反応なので電気系統の故障でしょうか?だとしたら厄介そうです…

どうしようか考えているとかつてネット上のどこかで「昔のデッキはテープ検出に電球を使っている」という書き込みを見たのをふと思い出しました。

これが電球が付いていた基板。全く点灯する様子が無かったので取り替えてみると…

ボタンが反応して再生状態になりました!

…ただもう少しのところで止まってしまいます。

次はメカの裏側を見てみます。

底板を外すとこのように4枚の基板が出てきます。

これはねじを外すことで上下に持ち上がります。

基板を持ち上げてメカをみてみました。なんとゴムベルトはほとんど健在でした。凄いです。

メカを横から見た図。

でよく見るとここのベルトが滑り気味でした。とりあえず清掃&やすりがけをしてみると…

ばっちり再生されています。これで完璧です。

と思ったらこんな画面に…

ヘッド清掃でこのように画像が出るように。完全復活です。

動作がOKになったので外観を清掃します。まずは上板。

上板の裏側には刻印が。79年10月23日でしょうか。

次にサイドパネルを外します。

ねじ2本で簡単に取れます。

前面パネルを外します。この2か所が分かりにくいでしょうか。

1つはチャンネル操作部分、もう1つはふたの中のトラッキングと自動微調整つまみの下。

外れた前面パネル。

外装を外した全景。なぜか電源が入ってますね…今考えると危ない気もします。

チャンネル部分。

フロントパネルの開閉を検出するスイッチ。

電源回路。

上から。

上には音声NR回路がありました。

無事綺麗になりました。30年前の機種ですが元気に動いています。

使っているうちにテープ検出の電球が切れて動作しなくなりそのまま倉庫かどこかに放置されてしまっていたようです。

 

09/8/29作成開始

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