Victor RC-X770の修理

トップページ>Victor RC-X770

Victor RC-X770(1991)修理編1

※写真が多いので2ページに分けてあります。ゴキ○リ注意。

ある日買い物に出掛けるため道を走っていると道路わきのゴミ捨て場になにやら大きな黒い物体が。

そういえば最近年末の大掃除で不要になって放置されたラジカセかなとよくみると…なんとビクターバブカセ末期の名機RC-X770です!以前X750を使っていたので懐かしいなぁ…

しかし最初はスルーしてそのまま買い物に出かけてしまいました。しかし買い物中もあのX770が頭から離れません。

そして帰り道…まだX770はこっちを見ています。ここでスルーして後悔するのも嫌なので行っちゃえ!

というわけでさっさと捕獲。このときは後でこんなに大変なことになるとは思ってもいませんでした。

というわけでこれが保護されたX770。91年の発売で「CDioss」という愛称が付いていました。発売時は5万円位したはずですが…現在は無残にもこんな姿に…

状態はかなり悪くスピーカネットは完全にへこんでいて埃もひどいです。

型番表記。

前面に付いたディスプレイと並んだボタン類がバブカセを感じさせてくれます。

電源をつないでみます。時計は普通に出ました。

 

電源投入。しっかり入ります。バックライトは何やら色が変ですが点灯しました。

CDふたを開けてみます。モータードライブになっていますが引っかかってあきません…写真の所までは開くのでそこから手で保護してやると開きました。

しかしやっぱりこれは無駄な機能なような…たいしてメリットも無さそうだし…

オープン。やっぱりほこりがひどいです。放置されていたのでしょうか…

CDを読ませてみるとこんな表示に。

レンズを磨いてみます。

読み込み中…

no dISCです。

もう一度しっかり拭いてみると…

来ました!再生もばっちり、CD-Rも平気です。

AMラジオOK。RC-QW5はAMステレオでしたがこいつはステレオでは無いようです。

FMラジオOK。

テープも両デッキOK。完動です。かなり状態は悪そうなのに頑張ってます。

しばしこの状態で音楽鑑賞。なかなかの音です。低音も迫力があり気に入りました!ぜひとも綺麗にして使いたいところです。

それでは分解です。その後大変なことが待っているのですがこのときは何の疑いもなく順調に全バラ清掃の予定でした。

穴の中の長いねじのほかにここにたくさんねじがあります。ここにはなにやらGHORN-EXIIのサブウーハーが隠れている様子。

パックリ行きます。

埃がひどいので掃除機出動。この掃除機(東芝製)、もうかれこれ20年以上経つのですがバリバリ元気です。後に買った後輩は先に壊れたのに…

基板にはほこりが詰まっていましたがそれと同時に小さい虫か何かの死骸が…

まぁ外観の状態からしてこのくらいは予想していたので掃除機でさっさと吸い取ります。上の画像にもよく見ると写っていたのでぼかしてあります。

掃除機を武器にどんどん突き進んでいきます。背面と前面をつないでいるのは電源のコネクタのみです。

前面の分解にかかります。

サブウーハーの横にあるここの2本のねじを外します。

反対側も同様。基板のすきまに穴があります。

ボリュームつまみは外しておきます。

CD部を固定しているねじも忘れずに。反対側にもあります。

パナソニックみたいにパカッと外れます。

CDドライブを取り外します。特にねじでメイン基盤とはつながっていませんがコネクタx2とフレキが1本あります。

CD基板の裏側。ここにもなにやら死骸が…写真は掃除後です。

とにかく掃除機で吸いまくります。

CD基板を起こしました。下にはふた開閉を検知するスイッチが。

…だそうです。

ピックアップ。OPTIMA-5というものでビクター機によく採用されています。

モータードライブCDドアの機構部。ゴムベルトが使われています…少し伸び気味でした。多分これがふたが開かない原因でしょう。

ピックアップはこのような金具で固定されています。

ふた開閉検知スイッチも外します。

分解が終わったCD部。ふたの所はお風呂で洗浄です。

しかしまだまだ始まったばかりです。メイン基盤に取り掛かります。

モータードライブのボリューム部分。

ねじを外してこのように引っ張るとコネクタが一緒に外れます。もう1本コードがつながっているのでこれも外します。

サブウーファの横に貼りついていたアンプ部分を外します。このような

特殊な歯のようなもので接続されているのでねじを外して引っ張るだけでOK。

アンプ部分。

残ったのはメイン基盤とチューナです。

ねじを外すとごっそり外れます。

だいぶすっきりしました。

今度は反対側にまわってカセット部分。

各デッキの4隅にあるねじをとるだけで外れます。1モータメカ。

これもほこりがひどいです。またまた掃除機出動。

ベルトも健在です。

カセットデッキ表面。ビクターのものは動作音が静かと評判(?)です。

耐久性も結構あるようです。一番弱いのはやっぱりS○NYですね…何回泣かされたことか。

メカのアップ。ギア駆動です。

残すはここのウーファのみです。

反対側(カセットデッキがあったところ)。これがG-HORN EXIIの正体です。ドデカホーンのパクリといわれるとそれまでですが…がっちりと作られていて低音の迫力も抜群。

しかしこの部分。前面にダクトがあり内部からゴキ○リやらが入り込んで死んでるかも(((( ;゜Д゜)))というわけでお風呂で分解。

果たして中身は…

→緊張と波乱のパート2へ

戻る

inserted by FC2 system