画像はクリックで拡大します。画像多用のため重い場合があります。

トップページ>Panasonic RX-DS15

Panasonic RX-DS15(1993)紹介編

93年発売の廉価機。当時の上位機種はマジカルコブラトップ搭載のRX-DT95/75でした。

定価は21500円だったようです。機能的には最近の安物ラジカセとあまり変わりはありませんが特筆すべき点は対応機器が絶滅しかけている「AMステレオ」に対応している所でしょう。

しかし最近はステレオ放送をやめてしまった局もあるようで…ほんとに絶滅してしまいそうです。

正面。この頃までの機種は安物でも結構カッコいいデザインでした。

操作部。基本はこれだけです。

清掃前の写真ですが…CDふたとカセットの操作部。

ふたには「DIGITAL」のロゴが。デッキはノーマルテープ専用のメカ式です。キュー・レビュー機能付き。

この機種の特徴、チューナー部。AMチューニングインジゲータ(三角の緑LED)も付いています。チューニングが右にずれているときは左向きの矢印が消灯、右向き矢印のみが点灯し最適点まで誘導してくれます。

このインジゲータとAMステレオを省略した下位機種のDS13もありました。

CD操作部。CDエディット機能も付いています。

各種表示。1曲リピート機能は無いようです。CDエディットはCDの長さを計算して最適なカセットの長さを「C-xx」と表示します。

入出力端子はこれだけ。DS13ではマイク端子が省略されています。一番下はラジオの雑音を低減するBPスイッチ。

背面。放熱用スリットが多いです。

銘板。日本でもマレイシアでもなくシンガポール製です。消費電力はロットによって22Wと19Wがあります。

翌年にDS13が発売されたときに設計が変更されたようです。この個体は94年製の後期ロットなので19Wです。(DS15は93年発売)

ご注意とシリアルNoのシール。94年製です。

「分解するな」の警告。分解してしまったわけですが…

いまいちよく分からないパテント表記。

AMステレオ対応を活かしてラジオ用に使ってます。

===仕様===

 

ラジオ部  
受信周波数

FM:76.0〜108.0MHz(ステレオ)

AM:525〜1605KHz(ステレオ)

CDプレーヤー部  
標本化周波数 44.1KHz
復合化 16ビット直線
光源 半導体レーザー(波長760nm)
オーディオチャンネル数 2チャンネルステレオ
ワウ・フラッター 測定限界以下
DAコンバータ MASH※(1ビットDAC)
テープレコーダー部  
トラック方式 ステレオ
録音方式 交流バイアス
消去方式 マグネット消去
モニター方式 バリアブルサウンドモニター
周波数範囲 ノーマルテープ:50〜14000Hz(EIAJ)
共通部  
スピーカー 10cm丸型2.7ΩX2個
入力端子 MIC:5mV,適合マイクインピーダンス600Ω
出力端子 ヘッドホン:32Ω
最大実用出力(DC時)

5W+5W(EIAJ)

電池持続時間

ラジオカセット部:約30時間(EIAJ録音時)、約13時間(EIAJ音楽再生時、Vol.7程度)

CD部:約5.5時間(CD連続演奏時)

(別売りナショナル乾電池ネオ≪黒≫R20P使用時)

 

電源

AC100V.50/60Hz(付属品電源コード使用)

乾電池:DC15V(単1形乾電池8個)

消費電力 AC22W(19W)
最大外形寸法 489(W)X170(H)X252(D)mm(EIAJ)
重量

約3.7kg(乾電池なし)

約4.6kg(乾電池を含む)

切り替えつまみ「テープ/電源切」時の消費電力…約2.8W

・この仕様は性能向上のため、変更することがあります。

・電池持続時間は使用条件により、短くなることがあります。

※MASHはNTTの登録商標です。

 

→分解編へ戻る

戻る

 

2009/1/30作成開始

 

 

 

 

inserted by FC2 system