トップページビデオデッキ博物館>NEC PV-S98

NEC PV-S98(1989?)

NECというとパソコンや通信機器のイメージが強いですが、かつてはAV機器も積極的に手掛けていました(新日本電気→NECホームエレクトロニクス)。

ビデオデッキには元々β陣営で参入しましたが80年代終わりごろにVHSへ。

そんなNEC、得意のパソコンと連携させたビデオデッキを「コンボイ(COMBOY)」シリーズとして数機種出していました。その一つがPV-S98。

…といっても、COMBOYシリーズはこれとPV-D828しか確認されていません。

PV-S98は当時のS-VHS中堅機、VC-S600をベースに色の変更とRS-232C端子の追加が行われた機種の様子。

白いビデオデッキってなかなか無いので新鮮です。

Personal Computer Control Videoの文字が誇らしげ。

型番もそれっぽいし、PC-98との接続を想定していたのでしょうか。

表示部もVC-S600と同じですが、白色です。

細かいドットの表示が特徴的ですね。

下の小さい蓋を開くと接続端子等が出てきます。前面入力も装備。

マニュアルトラッキングがアナログなつまみなのは調整しやすいです。

S-VHSランプが付いています。

メインパネルをオープン。ここの中身もVC-S600と変わりありません。

整然と並んだスイッチがコンピューターっぽい?

ベースがバブル機の中堅モデルなので、機能は豊富です。

右側はタイマー関連。

左右独立のレベル調整もあります。

パソコン関連のスイッチは見当たりませんが、どうもPC側からビデオデッキが制御できるというものだったようです。

PCの画面にビデオ映像をスーパーインポーズさせたりといった使い方だった様子。

気になる裏面。右側にRS-232Cが見えます。

2020/9/19作成開始

←修理編へ

戻る

inserted by FC2 system