SONY SLV-555(1989)
ソニー初期のVHSデッキです。ご存じの通り?ソニーは長年β陣営としてVHSとはライバル関係でした。
しかし時代と共に流れはVHSへ…1988年、ついにソニーからVHS機が発売されます。
第一弾は日立から供給を受けたメカに自社回路を組み合わせたものでしたが、翌年自社開発メカを積んだ「マッハドライブ」シリーズを発売。
SLV-555はそんなマッハドライブシリーズの末弟です。
大型の開閉パネルを備えた上位機種より、スッキリしてクリーンなデザインが気になり探してました。
今回はリモコンつきでゲット。リモコンが無いと時計合わせが出来ないので必須アイテムです。
下位機種なだけあり?内部は特別なところはありません。
電源もスイッチング電源、基板も1枚にまとめられています。
今回の故障箇所はメカの裏側。
青いギアが見事に割れています。SLV-R7/R5やRS7でよく修理されていたあのギアです。
しかし、もうこのギアは供給終了。
複製品を出しているショップもあるようですが日本だとお高め。
…というわけで、プラリペアで固めてみました。
耐久性は未知数ですが、数ヶ月使って今のところ割れなしです。
モーター部のコンデンサは例に漏れず噴いていたので交換。
再生OK!ちゃんとレベルメーターも振れています。
ソニーらしいデザインのカッコいいデッキです。
2020/9/22作成開始