トップページ>HITACHI OVF-320BX

HITACHI OVF-320BX(1985)修理編

またまたファンヒーターの記事です…

出力が大きめのファンヒーターを探していた時に発見、デザインが気に入ったので中古で購入。

特に動作には問題無いのですがこの年式だと内部にほこりが溜まってそう…これが原因で壊れても困るし衛生的にも嫌なので分解清掃しました。

今回の物件はヤフオクで動作確認済みの中古です。やっぱり初めての物を開封するときはわくわくしますね。

段ボールから出しました。プチプチにくるまれています。

プチプチから出したところ。今までの古い機種より小さくていい感じです。

この状態で燃焼させてみましたが特に問題ありませんでしたが吹き出し口からもほこりが見えています。

放熱板が赤くなるのも遅いようです。

という訳で早速分解。

フロントパネルと天板が一体になっている変わった構造です。

次にカバー全体を外します。ファンの左下にあるこの部分のねじも忘れずに外します。

カバーを外したところ。左が燃焼部分、右がタンクと基板。

さらに古い機種は左右にタンクと基板があり中央が燃焼部なことが多いですがだいぶ小スペース化されています。

燃焼部の裏側。こんな感じでほこりが溜まってます。まぁ20年経てばこんなもんでしょう。

燃焼筒カバーを外します。

さらに燃焼筒も外してバーナーを出してみました。OVF-260はポンプ噴霧式という燃焼方式でしたがこの頃からはブンゼン式という方式に変わっています。

ちなみに現在では前者はコロナ、後者はダイニチが採用しています。どちらにもメリット・デメリットがあり一長一短のようです。

円形ではなく横長のハーモニカ形バーナー。もちろん点火プラグとフレームロッドもあります。(左)

電磁ポンプ。これでタンクからの灯油をくみ上げます。

操作部も外して掃除しておきます。

掃除機でほこりを吸いまくって元通りに組み立てたらいよいよ点火試験です。電源ON!

燃焼良好です!連続運転させたり弱燃焼にさせたりして異常がないか確かめます。

心配だった放熱板も掃除しただけでばっちり赤くなってくれました。よかったです。

出力は3200kcal/h(3.7kW)あるのでパワーもあり臭いも最近の機種と比べても少なく点火も速い(1.5分)のでまだまだ問題無く使えます。

現在の各部屋のメイン機はコロナGT-325Y、ダイニチFW-252E、ナショナルOH-27ADとこれに決定。(4部屋あるので)

とりあえずこの機種には一番広い部屋を担当してもらい同じ部屋のサブにCFH-301B、待機がOVF-260とKD-25FTD、KD-32ATとなりました。何台あるんだよって感じですが…

 

2010/2/1作成開始

→紹介編へ進む

戻る

inserted by FC2 system