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松坂屋上野店・前編

勝手に「東京の3大凄いデパートは日本橋三越本店日本橋高島屋、新宿伊勢丹だ」とか言ってたんですが実は隠れた凄いデパートもあります。

それが銀座松屋と今回紹介する上野松坂屋。どちらも外観は今どき風に改装されているのですが実は戦前の建物です。

上野松坂屋は1768年オープン。明和5年だそうです。将軍は徳川家治。江戸時代。

そんな「隠れすごいデパート」の松坂屋を見に上野広小路駅へ。

駅には"松坂屋前"のサブネームがついてます。

ホームを降りると松坂屋の看板だらけ。

あ、松坂屋とは全く関係ないけど営団マーク発見。

地下鉄と直結した入口。立派ですね。

ここが売り場と地下鉄が直結したデパート1号らしいです。1930年の出来事。

現在の建物は1929年、関東大震災後の復旧により建てられたものです。

四角が並んだ天井。

…中に行きたいところですが例によって一旦地上から建物を見てみましょう。

ということで全景。まさか80年以上前の建物とは思えない改装っぷりです。

もともと名古屋にあった「いとう呉服店」が江戸に進出するためこの地にあった松坂屋を買収、「いとう松坂屋」としたのが始まり。

これが1768年。ダイエーやイオンが出てくる遥か昔から吸収合併とかあったんですね…

本館と南館の2棟から成っています。四角いタイルを敷き詰めたようなデザインの外壁。

本館の裏側にまわってみましょう。

定番の縦看板がばっちりありました。

裏を見上げた図。ブロックを重ねたみたいです。

綺麗な裏側。古いデパートにありがちな増築跡とかごちゃごちゃ感があんまりないです。

見上げた図その2。裏側なのに随分整ったデザインをしてます。

ちょっと出っ張った部分。

裏側まで手を抜かずにちゃんと塗装の手入れもされているのがすっきり見えるポイントでしょうか。

奥に見えるのは別館の後ろ姿。

別館です。渡り廊下で本館と繋がってます。

 

渡り廊下。短め。

カタカナで大きく「マツザカヤ」の文字が書かれた南館。

南館。1957年の増床時に建てられました。

1つの建物に継ぎ足すのではなく隣に新たな建物を建てるのは当時としては画期的だったとか。

どうでもいいんですがこの本館の角をみてダイエー金山店を思い出しました。

こっちがダイエー金山店。なんとなく似てます。

じゃあいよいよ…と思いましたが長くなるので次ページに続きます。

上野松坂屋、ここからが本領発揮。後半へどうぞ。

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2013/1/13作成開始

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